停滞期と過食嘔吐の悪循環
激しいダイエットを行っていると、停滞期に入ってなかなか痩せなくなることがあります。では停滞期とはどう付き合っていけばいいのでしょうか?
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停滞期は必ず来る
一生懸命ダイエットをしても、うっかり食べすぎたりするだけで、今まで減らしていた体重が一気に戻ってしまうこともあります。
多くの人がこの段階で、自暴自棄になってしまい、一時的な過食行為にはしってしまう為、結果的にダイエット前よりも体重が増えてしまうこともあります。
停滞期は短い人で1週間、平均的には3週間続き、停滞期とダイエットは交互にやってくるといえるでしょう。
永久に続く停滞期はありませんので、途
中で止めずにダイエットを続けることが大切です。
停滞期が来ても、いつかは終わるものと考えてダイエットを継続する意思がダイエット成功には必要と言えるでしょう。
ここで特に注意してほしい事は、食事を無理に制限するなどのダイエット方法は、停滞期が長くなるばかりか、過食嘔吐や拒食症などの摂食障害の発症へとつながります。
こういった事態を避ける為にも、あらかじめどんなダイエット方法であれば停滞期が起こりにくいのか調べておきましょう。
停滞期の性質を考え合わせながら、ダイエットを実践する事が大切である反面、順調なダイエットをするためには、停滞期にこそ頑張ることが重要と言えるでしょう。
停滞期と過食嘔吐2
ホメオスタシスを知ろう
停滞期が起こるには理由があります。
人間の体には危機的状況でも身体が一定の状態を維持できるように、ホメオスタシオスという機能が備わっています。
代謝やエネルギーの吸収率、体温や血糖値などを、人間が生存し続けるために必要な数値に制御する機能です。
何らかの理由で食事ができない状態が続くと、身体はそれを異常事態と認識し、身体を維持させるための機能が働きます。
エネルギーをなるべく多く食事から吸収したり、身体の中のエネルギーが足りなくならないように、食事量が少量でも代謝を下げてコントロールします。
生きていくためには必要な機能ですが、ホメオスタシオスが働くとカロリーが消費されにくくなり、ダイエットしても体重が減りにくくなります。
停滞期中は、身体はなるべく余分なエネルギーを使わないようになりますが、逆に言えば停滞期が発生するのはダイエットとしては当たり前のことですし、間違いなくダイエットが成功に近づいているともいえるので、適応できるように停滞期の過ごし方を考えることが大切です。
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停滞期はチャンス
停滞期では、空腹感や、運動の大変さは開始時と変わらないのに、結果だけが出なくなるのです。
この停滞期中に、ほとんどの方が、やりがいを感じなくなり、ダイエットを断念するのですが、実は、停滞期は永久に続くものではありません。
個人差はありますが、長くても一カ月程度で終わる為、いつかは必ず停滞期から脱却できる事を信じ、停滞期の間はなるべく今の体重を維持できるように留意しましょう。
ずっと行ってきたようにダイエットを続けて、体重が増えたり減ったりする場合は、体重計の数字はあまり気にしない事が大切です。
見方を変えれば、停滞期に入ったということはダイエットは順調に続いているのです。
停滞期が終われば再び体重は減っていきますから、減った時に備えて身体をつくっておくことです。
もう一度食生活を見直したり、生活スタイルを改善してみたりしましょう。
停滞期に、ダイエットに向けての意欲を再確認しておくとも意味があります。
いつかは必ず停滞期は終わるので、焦らずに自分の今までやってきたダイエット方法を信じて続けることが重要だといえるでしょう。
【今日のまとめ】